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血液検査の種類 凝固・線溶検査

血液が固まることを“凝固”といいます。そして、血液のかたまりが溶けていくのを“線溶”といいます。異常がない場合は、凝固と線溶のバランスがうまくいっています。凝固・線溶検査は、出血の症状があるときに行います。

血管が損傷すると、出血が起きます。出血が起こると、血管損傷部位を止血しようとする働きが起こります。この止血機能は、凝固・線溶因子である血管、血小板、血漿成分などの共同作業で行われます。まず、血小板が集まり、傷口をふさぎます(一時止血)。数分後には、さらに血液の凝固が始まります。血小板を中心とし、赤血球も加わり、フィブリンがくっつき、止血が完成します(二次止血)。しかし、血栓形成や血液凝固が過剰に進行すると、血管循環が障害を起こしてしまい、生体に不都合になります。血栓形成の促進と抑制が、何度も絡み合うように、凝固と線溶系が調節され、止血と循環のバランスがうまくいくように保たれています。凝固と線溶系のどこかに、異常があると、止血異常が起こります。

血液凝固・線溶検査は、手術前には必ず必要な検査です。また、心筋梗塞などの血栓症の治療に使う、抗凝固薬(血液を固まりにくくする薬)を服用している場合も、薬の効果を確認するために必要な検査です。また、様々な疾患において、凝固・線溶に変動がみられます。検査項目を組み合わせることで、出血傾向の原因診断に役立つ検査です。

検査項目は、プロトロビン時間(PT)、活性化部位トロンボブラスチン時間(APTT)、フィブリノゲン定量(Fib)、アンチトロビンV(ATV)、ヘバブラスチンテスト(HTT)、血中フィブリノゲン分解産物(FDP)、Dダイマー(D−Dimer)になります。





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