赤血球は、骨の中の骨髄内で造血幹細胞が分化・増殖して生産されています。そして、成熟した赤血球だけが全身に流れています。赤血球は、血液の血中球で最も多く、全血液重量の約96%を占めています。赤血球が赤く見えるのは、鉄の化合物であるヘモグロビンが含まれているからです。赤血球の個数は、男性:約500万個、女性:約450万個あります。赤血球の寿命は、約4ヶ月です。
赤血球の病気は、赤血球の生産過程に問題がある、赤血球の量が不足しているといった場合に発生します。赤血球の数が少ない場合は、貧血になったりします。逆に、赤血球が多すぎると、多血症になり、血管が詰まりやすくなり、血液の流れが悪くなります。赤血球の疾患には、鉄欠乏性貧血、巨赤芽球貧血、溶血性貧血、再生不良貧血、続発性貧血、出血性貧血、サラセミア、多血症があります。
このように、赤血球の数の異常や、赤血球の形態、性状に異常が出るのが、赤血球の疾患です。一般に、赤血球の異常は、骨髄での赤血球の成熟過程に異常が生じた場合、赤血球の成熟後に何らかの影響を受けてしまい、異常になる場合があります。
赤血球の疾患が見付かった場合は、しっかりと治療をすることで、改善がみられます。血液検査で、赤血球の異常が見付かった場合は、すぐに医療機関に足を運び、必要ならば、更に検査をし、治療することになります。早期発見・早期治療は、どんな疾患においても大切なことです。検査をし、病気を特定し、早期に治療に入ることが大切です。医師とよく相談し、不安な点、分からない点は、しっかりと質問し、治療がスムーズに運ぶようにしましょう。鉄欠乏性貧血は、女性に多くみられる疾患ですが、悪化すると、倒れて脳震盪などを起こす可能性があります。どんな貧血も、しっかりと治療することが大切です。